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指導の仕方について

寒いですね。全国的にもとても寒くなりましたね。
長崎も急に寒くなりまして、昨日は小さな雪がチラホラ舞っていました。

さて、今日は指導の仕方についてのお話を。

講師として指導をするようになって、指導の仕方について深く考えるようになりました。
客室乗務員時代は年もさほど変わらぬ後輩たちばかりでしたから、それぞれの個性に合わせるものの、ある程度一定の指導方法で良かったように思います。

ただ、今の仕事は年齢も性別も職業も様々な受講者のみなさまが多く、それに加え個性も把握したうえで指導を行わなくてはなりません。

特に実践の現場で指導をするときはお客様対応をしている中でアドバイスをするものですから、もし言い方冷たかったり辛らつな言葉をなげかけてしまえば、なかなか気持ちの切り替えができず笑顔がぎこちなかったりと、結果的にその後、良いお客様対応ができなくなります。

指導をするときは、言葉をかける前後の状況も把握しなければなりません。

だからやすもとは

「良い所を見つけ伸ばす指導」
「褒めながら改善に向かわせる指導」

を心掛けています。
評価されることに慣れていないせいか「良い所」に気づかない方もたくさんいるのです。
日本人はもっと褒めた方がいいですね。
「良いと思ったことは口に出す。出さないならば思わないことと同じ。」と思っています。

ただし、褒めすぎてもダメです。
自分自身でリミットを作り甘えが出てしまう。
その塩梅が指導者として大事なわけです。

先日、ラグビー元日本代表の平尾氏とノーベル賞を受賞した山中教授の友情のドラマがあっていました。
以前、このドラマよりも前に二人のエピソードを何かの記事で読んでおり、平尾さんの指導の方法が素晴らしいなぁ、と感銘を受けました。

①プレー(行動)は叱っても人格は責めない
②後で必ずフォローする
③他人と比較しない
④長時間叱らない

この4つが大事なのだそうです。
ANAでチーフパーサー訓練を受けたときのコーチング、マネジメントの教育でも同じようなことを学びました。

職種は違えど、フィールドは違えど、良い指導は同じ。変わらないものだと思っています。

受講者のみなさまに頭と心に残る講義を。
少しでもお役に立てますように。
日々、努力してまいります。