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チャレンジすること、楽しむこと

下の娘が昔から体を動かすことが好きで。
今も2つのスポーツの練習に励んでいます。

2つのうちの一つは、ボルダリング。
もう3年習っています。

昨日、有名な選手の講習会に行きまして。
ここから車で1時間くらいのとこで、少し遠かったのですが早くから予約していきました。
「行きたい」と即答した、おとなしい娘の心にその情熱があるのが嬉しくて。
思春期なので私はそっとサポートするだけなのですがね。

2時間ほどたくさん登ってコツを教えて頂いたレッスン最後に、講師の先生が次のように述べられました。

「難しいコースもたくさんあって、登れない、悔しい思いをしたかもしれないけれど、失敗を気にしないでチャレンジすること、そして楽しむこと。
 子供のうちはこのことが大事です」

と。私たち保護者に向けての言葉でもありました。
あぁ、この方も同じことをおっしゃっている、と姿勢を正して聴きながらそう思いました。

長い人生の中で、また、この仕事をするにあたり歴史上の偉人やリーダーたちの言葉、考えを自分の中に取り入れてきました。
一様にみな「チャレンジすること、楽しむこと」が大事だとそうおっしゃっています。

私が人生の中で大事にしてきたことは間違いではなかった、とクライミングの第一線で活躍する若き講師に改めて教えていただきました。

勝利至上主義にはデメリットが多すぎると思うのです。
たしかに「勝利」は大事です。目標設定として大いに影響があるからです。
競争も大事です。組織としての力が上がるからです。
しかし、教える側がそこにこだわり過ぎてしまうと、子供たちの自主性や自己肯定感が損なわれると確信しています。

人を育てる言葉の使い方、その手法はたくさんあります。
今一度、子供たちが夢中になる何かを見つける手助けを私たち大人ができたらよいなと思う次第でございます。

今朝、朝の通勤の風景に心温まるシーンがありました。
小学校近くの横断歩道に、黄色の腕章と帽子をかぶった交通安全のお手伝いをしてくださるご年配の男性がいつもいらっしゃいます。
その方と高校生の男の子がちょっと離れたところからじゃんけんをしていました。
結果は男の子の勝ち。両手を小さく上げて喜んで、その交通安全係の男性の方に大きく手を振って角を曲がっていきました。
きっと彼も数年前は小学生で、成長してもずっとその方との関係性は変わらないのだろうと思いを馳せました。

言葉が無くてもその短い数秒の間に心が通い、これから始まる一日の活力となる。
そのような人と人のコミュニケーションがそっと広がれば良いなとニコニコしながら見ていました。
そして、わたくしも誰かにそのような温かい瞬間をそっと与えられるような人間になりたいと思いました。

今年最後の1か月。
12月の初日は月曜日。
なんだか今日は「最後」とつくせいか、いつもよりもやる気が出ています。

あなたがお住まいの地域の天候は今日はいかがですか。
寒さに気をつけて。温かいひだまりが見つかりますように。

さぁ、今週も、今年最後の一か月も、がんばっていきましょう。