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ネガティブな感情との向き合い方

客室乗務員時代、勤務体系はまちまちで出勤が朝早い日もあれば、退勤が夜遅い日もありました。
睡眠時間をなるべく確保するために、出社が早い日の前日はオフの日でも一日のスケジュールを前倒しに行動していましたが、
早めに寝ようとしてもなかなか寝られない日もありました。

仕事やプライベートで悲しくてたまらない日も、怒りや悔しさで心がざわつく日もありました。

わたくしがそのような日でも、職場に行けばお客様の目に映るのはANAのCAとしてのわたくしであり、
プロとして必要なパフォーマンスを安定的に発揮しなければなりませんでした。

「悲しみ」「怒り」「不安」「過去の失敗」
など、人はネガティブな感情と付き合わなければなりません。

わたくしは専門的に学んだことはないものの、必要なこととして自分自身ネガティブな感情とどう付き合うのか、
この年になるまでいろいろ方法を考えてきました。

「悲しみ」・・・とことん泣いてみる
「怒り」・・・次のステップへのエネルギーにする
「不安」・・・行動に移すスパイスに
「過去の失敗」・・・思い出さないよう訓練をする

これからまたやり方や対処の方法を変えていくかもしれませんが、今は前に進むためにこのような方法を取っています。

「前向きに」「ポジティブに」「弱音をはかない」「がんばって」

という言葉は、なんだか心が苦しくて好きではありません。
その人がその時置かれている立場や苦しみはその人にしかわからないと思っています。
だから結局「自分の機嫌は自分で取る」しかないのだと思います。

晴れた日に心地よい天気で気持ちがやすらいだ
美味しいものを食べた
友達と話した
何もない日を作った

などなど。
自分の機嫌がよくなることをすること。喜びを感じること。
そして、考えなくてよいネガティブなことが記憶のなかからよみがえったら、別のことを考えてシャットアウトすること。
こうすると脳科学的にも忘れ去ることができると学びました。

そして、睡眠時間の確保もとても大事です。
睡眠時間が確保できないとメンタル的にも不調をきたします。
ゆっくり湯船に浸かって温かくして寝ましょう。

あなたがあなたらしく素敵に健やかに過ごせる毎日を。

本日も心地よい秋風に時折深呼吸をしながら。
自分の機嫌をとりつつ。
みなさまにもエールを送ります。