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ビジネスマナーとコミュニケーション

基本のビジネスマナーの講義の中で、私は必ずその概念からお話をします。
単に正しい敬語の使い方やお辞儀の仕方のような直接的なスキルだけの話はしません。

なぜビジネスマナーというものが必要なのか、ビジネスマナーにはなぜコミュニケーション能力が必要なのか。
そのようなお話を冒頭で必ずするようにしています。

そして、コミュニケーション能力を高めるためには印象学や心理学の分野まで知っておくと体得しやすいということ。
普段意識されている方も是非振り返りの時間にしてください、とお伝えしています。

社会にはいろいろな個性を持った方がいらっしゃいます。
同じ目的を持ってそれに従事し、それを生業にする。
その共通点を持った仲間がビジネスにおける「組織」というものを作っていると思うのです。

多種多様な方が居る中で、たとえお互いの価値感が違っても一定のルール(マナー)を理解していれば、
お互いが気持ちよく仕事ができます。
信頼を得て円滑に業務をすすめることができるのです。

やすもとはこう考えています。
ビジネスという枠の中に「マナー」と「コミュニケーション能力」はお隣同士に居ると。
そのうちコミュニケーション能力にくっついているのが「印象学」だったり、「心理学」だったりだと。

敬語を知る→ビジネスマナー
話し方→コミュニケーション能力

お辞儀の仕方→ビジネスマナー
アイコンタクトと笑顔など→コミュニケーション能力(印象学)

分かりやすく言えば上記のような考え方でしょうか。

身だしなみが完璧で挨拶が素敵でも話しにくい雰囲気をお持ちなのであれば、組織としてチームとしては円滑に物事をすすめにくくなる。
コミュニケーションのキャッチボールをしっかり行ってミスをなくす。
そのことがビジネスにおいてはとても大事なことなのです。

いつもハツラツとして誰ともお話しできて・・・そのような外交的な方がコミュニケーション能力が高いとは限りません。
一方的に自分の話をしていないか、話を受け入れる姿勢はきちんと取っているか。
寡黙でもそのようなことに注意をされている方の方が信頼を得て、円滑に業務を進めることができると考えています。

講義の中でビジネスマナーにコミュニケーション学が必要かどうかご質問をいただくことがあります。
どうかそのようなみなさまにこの思いが伝わりますように。
あなたがあなたらしく実務能力を発揮できるように。

そう願っています。

先程から雷と大雨が・・・。
長崎は不安定な天気の8月の朝でございます。

突然の雨にみなさまもお気をつけて。
今週もがんばっていきましょう。