みなさんは「井の中の蛙 大海を知らず」という言葉に続きがあるのをご存知でしょうか。
この「…知らず」までの部分は中国の思想家「荘子」の言葉とされている、中国の有名なことわざです。
意味は「井戸の中にいる蛙はずっと狭い世界しか見たことがないため視野が狭く、知識が浅い」というネガティブな表現に例えられます。
ですが、この言葉に続きがあるのです。
「井の中の蛙 大海を知らず されど 空の青さを知る」
井戸の中の蛙は横を見れば狭い空間しかない。
その知見たるものは狭いかもしれない。
だが、ただひとつ上を見上げれば晴れた日にはいつも青空が見え、その空の青さを深く知っている。
という意味だと解釈しています。
この「つづき」は日本で作られたという説があり控えめな日本の文化が温かく人を励ましているような気がしています。
日本に居るからこそ自国の文化や言葉を知ったうえで他国のことを学んでいく。
都会に憧れ、自分が生まれ育った町を否定的に思う前に今一度自分の町をその場所の良さを知る。
そして、都会へ世界へはばたいていく。
そのようなことが大事なのではないかと思うのです。
田舎暮らしだから、他の広い世界を知らないから・・・とネガティブに思うのではなく、だからこその底力をいつかどこかで見せつける!そのような心持ちでいれば良いと思っています。
誰もその人のことを否定するべきではないのです。
人は完璧ではありませんから。
自分にないところを学び、他者を認める。
こんな方法もあるんだ、と人を見て自ら学ぶ。
その方がどんなことよりも「学び」になると思っています。
私は空の青さが大好きです。
空の仕事をしていた時、離陸してしばらくすると荒れた雲を抜けて、パッと現れる青空が大好きでした。
それを楽しそうに見るお客様を見ることがとても好きでした。
あなた自身の「空」の青さを知っている。
それで素晴らしいと思います。
どうぞご自身に自信を持って大海を渡ってみてくださいね。
今度は美しい海の青さに気づくかもしれません。
9月に入ってもまだ暑く、長崎は「おくんち」という祭りがある10月くらいまでは暑いと言われいてます。
うまくリフレッシュして。
今週も頑張っていきましょう。