昨年12月、ご担当者様からの一通のご依頼メールにてご縁をいただきました。
先日「南島原市社会福祉協議会」様より介護のお仕事のみなさまへの接遇研修を担当させていただきました。
南島原は長崎市から車で1時間半のところにあり、海がとてもきれいで島原手延べそうめん(絶品)の産地でもあります。
オンライン研修は経験が浅く不安だったのですが、お打ち合わせからリハーサルまでご担当者様方に大変ご丁寧に対応していただいました。
当日は45名ほどのみなさまのオンライン研修。
お仕事終わりの方も多数いらっしゃった中で真摯にお話を聴いてくださった姿が大変印象的でした。
オンラインでも人の思いは伝わる、と教えていただきました。
わたくしの祖母二人(夫の祖母も含め)が介護のお仕事のみなさまにお世話になったことがあります。
夫の祖母が亡くなったときのこと。
お通夜の際、祖母がお世話になった介護のお仕事の方がかけつけてくださいました。
わたくしは後ろの方でいろいろとお手伝いをしていたのですが、わざわざその方がお話に来てくださいました。
「お孫さんのお嫁さんですか?」と。
はい、と答える私に「フミさん(祖母の名前)がよくお嫁さんのことをお話しておられました。CAさんだったと。写真を見せてくださいました。」
と声をかけてくださいました。
夫と結婚することが決まったとき、わたくしはちょうどチーフパーサー昇格訓練が重なりわがままを言ってもう少し仕事をさせて欲しい、とお願いしていました。
しばらく別居婚だったのですがある時、祖母が「仕事のときの写真を一枚くれない?」と言ったことを思い出しました。
偶然、同じ誕生日で一緒にホームカラオケで歌ったり仲良くしてもらった祖母でした。
祖母がわたくしのことを話してくれていたと、初めて知り涙が溢れました。
きっと声をかけていただけなければそのことに気がつくことはありませんでした。
家族ができないこと、知らない時間を過ごしてくださっている介護のお仕事のみなさまに感謝を込めての研修でした。
最後、お伝えしたことは「何か大事なことを忘れそうになったときは、これだけは覚えていてください」
ー真の接遇とは お客様と共に笑い 喜びを分かち合うことー
やすもともまたそのことを改めて心に刻んだ時間でした。
この度のご依頼、誠にありがとうございました。
コミュニケーションlab長崎は今後も「誰かのいつかの力になる」を経営理念に努力していく所存でございます。
長崎は晴れた日に花粉が飛ぶようになりました。
鼻炎アレルギー花粉探知機の息子が申しております。
自然とうまく付き合いながら。
今週もがんばっていきましょう。