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受験に臨むあなたへ

受験シーズン到来ですね。
願書の提出、推薦試験の開始、もしくは学校によっては本試験が終わったところも。

毎年、このシーズンには塾の行き帰りだろうなーと思うお子さんや単語帳を手にバスを待っているお子さんをみかけます。
合格できるかわからない不安な気持ちでいるお子さんも保護者の方もたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

今日はそんなみなさんに伝えます。

先日、インドでは未だ女性の地位が低く、教育を受けるためには多額の金銭と早婚が求められるという報道特集を見ました。
日本でも戦時中は学徒出陣と行って若い学生たちもまた兵役に就くことになり、学びたい気持ちや将来の夢を押し殺して、志半ばにして戦地に散って行った若き命も多々ありました。

何を伝えたいかというと。

まずはスタートラインに立てる幸せを身に染みて感じること

ということです。
「時代が違うし」「生まれた国が違うし」そうおっしゃる方もいるかもしれません。
だけれども、その生かされていることの感謝や周りの方への感謝の気持ちを忘れては良い生き方ができません。
どんなに高い偏差値を有していてもです。
それらが人として大事な生き方の根幹になるからです。

そのうえで

何のために受験をするのか
どんな自分になりたいのか

その根本的なことをきちんと整えたとき。
難しい問題に出くわしてもパニックにならず最大限の能力を発揮できると思いますし、これからの残りの時間をより濃く過ごせることと思います。

そして、あなたの受験をサポートをしてくださっている方に気づいていますか。
夕飯にそっと好きなものが出ていたり。
好きなお菓子が買ってあったり。
寒くないように防寒具が用意してあったり。
願書を書くその手も緊張して冷たくなるくらい、保護者もまた並走するような気持で挑んでいます。

また、学校の先生方もまた提出書類にミスがないか、期日には間に合うかなど、何度も会議を開いてくださっています。

プレッシャーではありません。
「感謝をする」ということです。

最後にもうひとつ、大事なこと。
チャレンジをすると決めたあなたを自分で褒めてあげてください。
朝の早い時間い起きて、ドリルを1ページでも解いていくあなたを。
部活と両立しながら、試合の日の夜も眠い目をこすりながら机に向かうあなたを。
この世に生を受けて僅か10何年しか生きていないその小さな体でたくさんの努力をしているあなたを。

本番まで具体的に最大限の努力をしてください。
ポイントは「具体的に」です。
なんとなく単語帳をみるのではなく、5分でこの10個は確実に覚える、と決めるのです。

そして、不安にさいなまれたとき。
こう思ってください。
どのような結果になろうとも、頑張ってきたこの経験はいつかあなたの大きな財産になります。必ず。

やすもとの大好きな漫画「スラムダンク」。最終版の試合のシーン。
全国大会常連の強豪校と主役の桜木花道のいる湘北高校が闘い、1点差で湘北高校が勝ちます。
その後、まさかの敗退をした強豪山王工業高校の監督がロッカールームに向かう選手たちの後姿にこう声を掛けるシーンがあります。

はいあがろう「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる

と。

あなたは負けません。
その努力は財産になるからです。
不安を払拭するためにそう思い、実務能力を存分に発揮してくださいね。
応援しています。

一昨日は痛いくらい寒い朝でしたが、今朝は包まれるような暖かさの長崎です。
インフルエンザも全国的に流行しているようですね。
通勤の際もウィルスに気を付けて。
うがい手洗い、きちんとしてくださいね。

さぁ、1週間のはじまりです。
今週もがんばっていきましょう。