先週、パリオリンピック柔道の金メダル 長崎出身の永瀬貴規選手に県民栄誉特別賞が授与されました。
長崎県庁での授与式の後、お忙しい中母校にも訪問され、子供たちへ熱いメッセージを送ってくださいました。
わたくしも一目オリンピアンにお会いしたく、その講演を見に行ってまいりました。
冒頭、子供たちへの話の中で二つのことを教えてくださいました。
一つ目は大きな目標と小さな目標を掲げて小さな目標から達成すること。
そうすることで自信になり、自分の道が見えてくる、と話してくださいました。
二つ目は周りのみなさんに感謝をすること。
家族や友達、先生方が居てくださったからこその自分であるということを知ること。
新聞の記事などでも事前には拝見しておりましたが、この二つ目は特にどちらに行かれても話しておられました。
子どもたちはオリンピアンの話に時折、歓声と拍手を交えながら素晴らしい時間を過ごしておりました。
そして、会場の端にはお母さまの姿も。
ずっと支えられてこられて同じ母としてただただ尊敬の念しかありませんでした。
終始にこやかでお優しいお人柄のわかる永瀬選手。
テレビで他の柔道選手のみなさんが「永瀬さんほどメンタルの強い人はいない」とおっしゃっているような強さは普段はお見掛けできず、
ただただお優しく言葉の美しい方だなぁという印象でした。
大好物はチキン南蛮。かわいらしい一面も。
子どもたちの質問の中で「オリンピック二連覇した瞬間の気持ちを教えてください」という問いに対し、
「あまり喜んでいる風ではなかった、とも当初は言われましたが、勝った瞬間はすっごく嬉しくて、だけれども畳の上を降りるまでは対戦相手に礼をつくさなければ、と思っていました。だから、畳を降りてからとても喜びました」
と笑顔ではなされていたことが一番印象的でした。
礼に始まり礼に終わる
武士道の精神を守り抜いているがゆえの功績。
納得いたしました。
終始お優しく、どこか奥ゆかしく。
会場を後にするその後ろ姿の「JAPAN」の文字が朝日のように温かく神々しく見えました。
たくさんの元気とパワーをもらいましたよ。
わたくしも長崎を盛り上げる一端になれるよう、改めて気合を入れた次第です。
秋風を心地よく感じながら、さぁ今週も一つずつ丁寧に。
がんばります。