長崎も朝夕はすっかり寒くなってきましたね。
長崎は中間服がいらないくらい、急に寒くなります。
年々、年は取りますけれど、季節の変わり目には負けない。
毎年、そんな気持ちでおります。
さて、今日のお話のタイトルは「温故知新(おんこちしん)」。
故事成語のひとつで「昔の事を調べて、そこから新しい知識や見解を得ること。」という意味があります。
マナーの世界もまたこのことの繰り返しだと感じています。
時代と共に「失礼にはあたらないのだけれど、なんだか失礼と思ってしまう風潮だからやめておく」
というような敬語や所作があります。
賛否両論あり、学べば学ぶほど自分なりの見解が必要になります。
例えば、「了解いたしました」という言葉は目上の人やお客様に使ってよいのか。
という議論がよくされます。
結論は「使ってよい」のです。
「了解」という言葉に「いたしました(敬語)」がついているので、失礼にあたらない言葉なのです。
「納得いたしました」と同じ用法になります。
ですが、上司からの指示に対して「了解いたしました」はなんだか失礼??もやっとする??
という方もいらっしゃるかと思います。
正しいけれど、そう思う方も中にいらっしゃるなら「承知いたしました」「かしこまりました」の方が
bettarです。
とわたしの講義では、そうお伝えしています。
難しいですよね。
大切なことは、もし指摘されたとしても、きちんと理解した上で使っている説明ができること。
角が立たないような言い方で。
多様性の時代、様々なことが短いスパンで変化するようになりました。
ずっと守ってきた良いことは大事に、だけども新しさも取り入れて。
どの分野でもどの業界でもそのことが大事なのだと思います。
長くなりました。
私の講義では基本のマナーや考え方をおさえつつ、時代による変化のお話しもしていきます。
大事なことは相手を思う気持ち。
長崎人材活躍支援センター様よりご依頼をいただきまして、今後、月に一度もしくは二度、
ビジネスマナーの講義を担当することになりました。
実践中心の講義も少人数制で行う予定です。
たくさんの方にお会いできますように。
よろしくお願いいたします。