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長崎歴史文化観光検定を受験しました

先月4日に2024年度長崎歴史文化観光検定を受験いたしました。

平成17年(2005年)より長崎商工会議所が開催、公式テキストブックも市内各書店に販売されています。
「ご当地検定」というものなのでしょうか。

10年ほど前に一度、受験したいなーと思い公式テキストブックは購入したものの、
下の子がまだ生まれたばかりで勉強の時間も確保できず、あきらめていました。

講師の仕事を始めて、長崎市総合観光案内所で接遇の実践指導を担当するにあたり、
混雑時、お客様はわたくしを一スタッフとして頼りにしてくださることがありました。
一般市民レベルの回答しかできず、他のスタッフの方に対応を委ねる自分にもどかしさを感じてた折、
あるスタッフの方に受けてみようか迷っている旨、相談したところ
「先生、受けてみられたらいいですよ。きっと大丈夫です。」と
背中を押していただき、締め切りギリギリに申し込みました。

いざ勉強すると、いやー、知らないことばかりで。
でも、勉強は本当に楽しかったです。

初めて知る歴史も文化も方言もありました。
「あー、そういうことだったのね」と今まで思っていたことが繋がることもありましたし、
街を歩くと「あっ、これ勉強した」と今まで気づかなかった史跡に気づくことができました。

新しいことを知ることはいくつになっても本当に興味深い。
生きることが深くなる、とそう実感しました。

結果は、無事に3級合格!(3月1日発表)
次回、接遇指導のときに背中を押してくださったスタッフの方へお礼を伝えようと思います。

試験の時に、印象的だったのが

最後の最後まで一生懸命解いておられたご高齢の女性をお見掛けしたこと。

90分の制限時間の中で30分経過すると途中退出が認められました。
ざっと100人近くいたかと思いますが、1時間経過するときにはほとんどの方が退出。
わたくしもまた1時間で退出し、出口に向かおうと席を立った時に、
その女性の姿を見ました。

前のめりの姿勢で鉛筆を握りしめ、もう片方の指で答案用紙を指して。
気迫のようなものの違いを見せていただきました。

何を学ぶにも遅いことはない、と。改めてそう思いました。
自分がやりたいことを深く伝えられるようになるために。
今後も精一杯努力いたします。

今週も始まりましたね。
春の気配がほのかにします。

さぁ、淡い色の季節はもうすぐそこに。
それを楽しみに。
今週も前を向いていきましょう。