本日は5月27日。
わたくしが22年前にANAに入社した日です。
東京採用の同期が200人ほどおりましたので、30人にも満たない人数で2週間おきの入社でした。
わたくしは4番目の入社グループで入社の日から2日間は羽田の近くにある下丸子というところのANA訓練施設に宿泊、社会人とは…というところからみっちり指導を受けました。
今でもはっきり覚えていることのひとつとして、昼からのミーティングに遅刻した数名の同期に対して厳しい指導がありました。
午前中は空港で入社式、午後から下丸子に移動というスケジュールだったかと思います。
その数名はみなが着席したときにドアから入ってきて急いで着席、一見「セーフ」かのようにも思えました。
全員が着席したのを見計らって、教官が伝えたことは「一分でも一秒でも遅れたら遅刻は遅刻です」と。
「話す側がいるのならば話を聞く方は数分前から着席、場を作っておくのが礼儀」と。
そして、最後に伝えたことは
「私たちは定時運行でお客様を安全に到着地までお連れするのが仕事です。定時運行は必ず守らなければなりません。あなたがたはお客様の時間を返せますか?」
と。
その数名の同期は後日、今後の対策も含めたレポートの提出の課題が課されました。
このくらいでいいか。
このくらいなら。
は、ビジネスには通用しません。
なぜなら金銭などの報酬との引き換えに、その責任を負っているからです。
もし、仕事中ミスをしたことで誰かに傷を負わせたら「業務上過失致傷」になるでしょうし、
誰かの命を奪うようなことがあれば「業務上過失致死」になります。
働き人はみなプロ意識を持たなければなりません。
それが社会的責務でもあります。
5月27日はなんだかいつも心地の良い気候で。
あー入社した日もこんな日だったなぁーと思うのです。
そして、なんだか毎年とても運のいい日で。
大事にしたい一日でもあります。
あなたにもむかしを思い出すような特別な日がありますか?
初めましての方もいつも読んでくださっている方も
今週も良いことがたくさんありますように。
長崎から心を込めて。