師走になりました。
今年も残すところあと1か月。
今年も言ってしまいますが、、、「あー、一年早かった」(笑)
誕生日を迎えるたびに自分の老いをしっかり感じるのですが、
健康第一、そのことをまずは目標にしてきました。
おかげさまで何事もなく、今年も残り元気に過ごします。
さて、先週からテレビ番組の話。
わたしは毎週日曜日、NHKの「のど自慢」を楽しみにしています。
昔から歌が好きでしたので、いつか出たいなー、と呟いてみたことがありますが、
家族から「恥ずかしいからやめて」と全力で止められています(笑)
この番組もまた出場者の方々の人間模様が見られ楽しいのです。
なぜ出場したのか、どんな思い出があるのか、誰のために歌うのか。
時折、テレビの前で涙を流しながら見るので家族がティッシュをそっと渡してくれることもあります。
この仕事を意識してからは、司会の方の限られた時間の中での進行、話しの振り方、切り上げ方など、
自分の勉強のためと、少し意識が変わりました。
そして、昨日は「この人のコミュニケーション力すごい!」と思った方がゲストにいらっしゃいました。
森口博子さん。
彼女は終始、出演者の歌を笑顔でノリノリで、時には涙を流しながら聞いているのです。
そして話題を触れられれば、その方の思いに寄り添って適切で温かい言葉をおっしゃる。
カメラに映ってようが映っていまいが、自分に話を振られていようがいまいが45分間そのような感じでした。
「きれいですー」と出場者に言われれば「そうなんです、よく言われます」と笑いに変える、嫌味のなさ。
お人柄なのだろうなぁと。
長く芸能界にいらっしゃる理由を垣間見た気がします。
日本の名旅館に選ばれた旅館の女将さんの話を思い出しました。
旅館が提供するお部屋、料理はもちろんのこと、従業員のおもてなし力も素晴らしいのだとか。
そして、そちらの女将さん。お客様が帰られる際は、お客様が見えなくなるまで頭を下げてお辞儀をするのだそうです。
もう顔を上げているだろうと、バスに乗り込んだお客様が後ろを振り返ったら変わらず頭を下げていらしたそうです。
気づくか気づかないかわからないけれど、そのようなことは構わない「相手を思う気持ち」。
森口さんにもその女将さんにも共通することでした。
見返りを求めない相手への思いこそが、真のホスピタリティーなのだと思います。
いつかのど自慢に出場できるでしょうか。
その時のために歌を練習しておかなきゃ。
寒くなりました。
今週もみなさまがお元気にお過ごしいただけますように。