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言葉の力

先日、新春の箱根駅伝で大会新記録を出し、2年ぶり7回目の優勝を果たした青山学院大学の原 晋監督の後日談を見ました。

選手ひとりひとりの努力、才能はもちろんのこと原監督がタイミングよく選手にかける言葉が彼らを奮い立たせ優勝へと導いたことがわかりました。
日常から選手たちのことをよく見ており、そっと手を差し伸べるような、そして時に発破をかけ選手たちの負けん気を出すような、そんな言葉をかけてこられたのだなぁと。
選手に思いを寄せ、ずっと見てきたからこそ、その采配も素晴らしかったし群を抜く素晴らしい能力を発揮させていたのだと思います。

今年の4区 佐藤一世選手には残り1Kmの一番きついところ「さぁラスト1km!4年間の思いを込めて快走しようぜ!」と声をかけています。
この後、佐藤選手は最後まで快走、区間賞を獲得しています。
4年間の思いをこの1㎞で思い出しながら、それが力になったのだと思います。

スポーツ選手が「応援が力になりました」とインタビューなどで答えるのは本当だと思います。

「言葉には人を励ます力がある」

だからこそ、偉人たちの格言や有名人の格言は書籍やネット上でもずっと長い間人気なのだと思います。
原監督はこうおっしゃっていました。
「指導者には言葉が必要」

教育でもスポーツでもビジネスでも、相手が「必要なときに必要な言葉をかける」。
このことが指導においても大変大事なことだとわたくしも思います。

青山学院大学が2年間優勝できず臨んだ今年の作戦名は「負けてたまるか大作戦」。
それを聞いて思い出しました。
以前、新聞の一節に「勝利の女神はユーモアと謙虚さを好む」と書いてあったことを。

なるほど、原監督にはそれが備わっていた。
わたくしもまたそのことを忘れずに精進してまいります。

今週は寒くなりそうですね。
背中が丸くなりそうですが、さぁ胸を張って今週もいきましょう。