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銀杏の木

みなさんの街にも鮮やかな黄色の美しい銀杏の木がありますか?

北にお住まいの方はもう季節が過ぎたかもしれませんが、現在、私の住む長崎では銀杏の木が大変美しい色どりで街を飾っています。
歩くたびにその荘厳な鮮やかな色の迫力にうっとりしています。

もともとは中国原産の木で日本には室町中期に盛んに植栽が進み一般化されたとも言われています。
中国から伝来したとのことで仏教寺院にも多く植えられたそうで、確かにお寺に銀杏の木が多いような気がします。

長崎の「光永寺」というお寺にも樹齢約450年を迎える大きな銀杏の木があり、現在見ごろを迎えています。
この光永寺。眼鏡橋から徒歩数分のところにあり、かの福沢諭吉が長崎留学した際、下宿していたとか。
きっと諭吉さんも美しい大銀杏の姿をご覧になっていたことと思います。

害虫にも大気汚染にも強いため街路樹などにも植栽されているとのこと。
あなたの街にも銀杏のベストスポットありますか。

「金色(こんじき)の ちひさき鳥の 形して 銀杏散るなり 夕日の丘にー与謝野晶子」
夕日の丘に照らされて、まるで金色の小さい鳥が舞うように銀杏の葉が散っている

小学生のころ国語の時間に初めて学び「なんて美しい景観のその瞬間を詠った歌だろう」と感銘を受けました。

本来ならば晩秋を詠んだ歌のようですが、時代ですね。
環境の変化をこういった短歌からも感じとることができます。

この金色の小さい鳥たちは風が吹くたびに散ってしまうので見ごろは僅かの期間でしょうか。
時間が合えば是非見に行ってみたいと思います。

銀杏は晩秋を表しているようですが、体感はもう冬。完全な冬。寒いです。
このブログを読んで下さっているみなさまがどちらにいらしてもご自愛くださいませ。

今年もあと二週間と少し。
忙しい日々と存じますが、日々目の前のことを一つずつこなして。
今週もがんばっていきましょう。